タタールスタン:さらに3人が公判前拘禁施設から自宅軟禁に移送される

2018年11月9日、タタールスタン共和国最高裁判所は、宗教的信念を理由にチストポリ公判前拘禁所に留まっていたチェルヌイ住民3人を自宅軟禁下に置くことを決定した。2018年11月13日、ウラジーミル・ミャクシンさんとアイダル・ユルメティエフさんは、170日間収容されていた公判前拘禁施設を出所した。

これに先立ち、同裁判所は4人目の囚人イルハム・カリモフを自宅軟禁下に置いた。彼は、法令が施行されてから7日後に拘置所から釈放された。

ナベレジニエ・チェルヌイにおけるカリモフ氏らの事件は、ロシア連邦刑法第282条第2項第1部、第1.1部、第2部に基づいて開始された。検察側は、これらの市民がエホバ神を崇拝していたと主張し、これを憲法上の宗教の自由の権利ではなく、「組織」、「参加」、「過激派組織の活動への関与」と解釈している(エホバの証人の登録組織396団体すべてを清算するというロシア連邦最高裁判所の決定に関連して)。

一方、ロシア大統領市民社会・人権開発評議会は、「市民が一緒に聖書を読み、神に祈っていると非難することは、過激派組織の活動の継続と解釈される」と 警鐘を鳴らしている。理事会は、そのような解釈はロシア連邦最高裁判所の法的立場と整合しないと考える。ロシア連邦政府の宣言された立場と法執行の慣行の間には矛盾がある。刑事訴追や逮捕が組織的になっているため、これは懸念を抱かざるを得ない」と述べた。